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沖縄のために役立てるDMAT隊員でこれからも活動していきます

看護師/フライトナース

Nozomi Miyazato

宮里 望

浦添総合病院ICU 勤務

2005年3月 卒業

INTERVIEW

地元沖縄のため災害救急領域で活躍・貢献ができるように

沖縄看護専門学校の学校体験に参加したこと

進路を真剣に考え始めなければと思っていた高校生の私は、「小学校のころ、入院していた病院でテキパキと笑顔で働く看護師さんに支えられ、沢山の元気をもらったこと」を思い出し、沖縄看護専門学校の学校体験に参加しました。学校の雰囲気や実際の実習などを見て体験させてもらった私は、漠然と頭にあった「手に職をつけたい」という考えに火がつき、帰る頃には「私は看護師になる」と決めていました。

看護師としての責任感

私は現在、看護師としてICUで勤務しています。
沖縄看護専門学校を卒業後、就職2年目に重症の患者様に携わらせていただいたことがキッカケで、
救命、重症集中分野で学びたいと真剣に考えるようになりました。
その後、職場を変え災害看護やプレホスピタルなどでも広く学べる現在の病院へ入職し、ドクターヘリやDMAT隊員として活動をさせていただいています。
とてもやりがいのあるお仕事ですが、特に今日のようなドクターヘリなどで勤務する日は、
看護師は一人なので、「出来ません・わかりません」は勿論通用しませんし、
看護師としての働きが、活動に影響を及ぼすため、責任はとても重いと感じています。
また救命センターという部署がら、緊迫・緊張した場面も多く心理・身体的な負担も大きいのです。
しかしその分やりがいも多く、患者様が回復したときなどはチームで頑張ったという達成感にみたされます。
今後はもっと地元沖縄のため災害救急領域で活躍・貢献ができるように頑張っていきたいです

救急救命の現場で見えてきた自分の課題、自分の使命

沖縄県は、40近くの離島を抱えている事、北部地区の医療過疎が問題視されている事、消防のマンパワーが不足している事、陸続きでは無いため、県をまたいでの搬送が不可能であり、県内で自己完結しなければいけない事、災害の際に県外からの支援が遅れる事などの特性を学びました。現在の職場に就職し、プレホスピタル業務・救急外来業務に就いています。またDMAT隊員資格を取得し、県内・県外での訓練参加や、実災害時に被災地での活動を行っています。今後はドクターヘリや災害看護を学ぶ後輩の育成ができ、県の救急・災害医療に貢献していきたいと考えています。
(※DMAT隊員)
災害派遣医療チームのこと。「Disaster Medical Assistance Team」の頭文字をとってDMAT(ディーマット)と呼ばれ、大規模災害や
多傷病者が発生した事故などの現場に、おおむね48時間以内に活動できる機動性を持った、専門的な訓練を受けた医療チームである。

これから看護師を目指す方へ

Nozomi Miyazato

宮里 望

浦添総合病院ICU 看護師/フライトナース
2005年3月 卒業

入試や学生生活の際に、たとえ成績が振るわなくても、諦めずトライしてほしいと思います。学生の頃に頑張ったことは後々影響してきます。成果や結果がすぐに得られなくても、諦めず、長いスパンで考え、ぜひ頑張って欲しいと思います。現場で皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。