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親身な看護を心がけ

訪問看護師

Naoki Hata

畑 直樹

訪問看護ステーションおもと園 勤務

2012 卒業

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INTERVIEW

利用者様を第一に考えるために

介護士から看護師を目指す理由

今から10年ほど前になりますが、その時私は看護師になる前に、介護士として利用者さまの生活をサポートする仕事をしていました。介護士として離島の事務所に勤務していたときの話です。離島では高齢化率25%を超える町にもかかわらず、高齢者向け施設やサービスが少なく慢性的な看護師不足でした。医療施設で働く私のような介護士の場合、医療行為に関することは看護師からの指示なしには動けないのが現状です。この現状をなんとかしたいと思い、行政に改善策の提案を試みましたが、結果的に問題解決には至りませんでした。もともと誰かの助けになりたいという思いで介護士になったはずなのに、何にもできない自分の無力さを感じました。そこで私は自分の可能性をもっと広げ多くの利用者さんを守りたいと考え、看護師を目指すことになりました。

ご家族の不安や苦痛を
少しでも取り除くために

訪問看護師として終末期医療に関わることが多いのですが、非常にデリケートなケアが要求されるので大変難しいと感じています。残された時間を住み慣れた自宅で過ごしたいと考えている利用者様に対し、私たち訪問看護師は利用者様が穏やかな気持ちで残された日々を少しでもよりよく家族と過ごせるよう、サポートする役割を担っています。訪問看護師としてその貴重な場面に関わりながら、利用者様やご家族の不安や苦痛を少しでも取り除き、また励まし、勇気づけることによって安心して過ごせるようサポートすることにやり甲斐を感じています。労いの言葉や感謝の言葉一つひとつがモチベーションアップに繋がっています。

寄り添うように心のこもったケアを

訪問看護師として大切にしていることは、病気のケアだけでなく心のケアも重要です。在宅では長時間にわたり利用者様のご家族と関わっていくことが多いので、利用者様のご家族の協力が不可欠です。訪問看護をする看護師は、「大切な家族の死を受け入れることに向き合う」利用者様のご家族の気持ちに寄り添い、支え、導くように教育をされています。訪問看護師の対象はものでなく人間なので、自分にするように、自分の家族にするよう看護することを心がけています。

学んだとこが今も生かされています

私は看護師の資格を取得するため大学ではなく専門学校を選択しました。
その中でも沖縄看護専門学校を選んだ理由は、国家試験の合格率の高さと学校の雰囲気がとても良かったことです。全員が同じ目標に向かって歩んでいるので心強く感じながら3年間を過ごすことができました。
授業で学んだ講義はどれも貴重なものばかりでしたが、特に老年看護学で学んだ「強みにアプローチする」という視点は、今の訪問させて頂いております利用者樣の支援に役立っています。

これから訪問看護師を目指す方へ

Naoki Hata

畑 直樹

訪問看護ステーションおもと園 訪問看護師
2012 卒業

看護師を目指すのに年齢や男女の制限はありません。沖縄看護専門学校で勉強ができた喜び、充実した学校生活は、私にとって大きな財産になっています。看護師になると決断したことは間違っていなかったと思っています。
ぜひ、オープンキャンパスに足を運んで看護の体験や先輩、先生方に話を聞いてみて下さい。看護師になれるよう心より願っています。